東京新聞記者の望月衣塑子さんが2025年1月、兵庫県元県議が死去したニュースをX(旧ツイッター)で投稿しました。その文言の一部が名誉毀損にあたるとして、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏から訴えられました。
投稿したニュースは1月19日に元兵庫県議・竹内英明さんが亡くなられ、自死とみられていることを伝えたものです。
竹内さんは斎藤元彦兵庫県知事をめぐる県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員を務めていましたが、ネット上でデマや誹謗中傷を受けていました。県知事選後に、一身上の都合として県議を辞職されましたが、周囲には「怖い」などと漏らし、心身ともに衰弱されていたそうです。
望月さんはXで、竹内さんが亡くなられた背景として「立花孝志氏が『犬笛』を吹き続けた結果、SNS上での誹謗中傷がエスカレートしたとの指摘がある」「立花氏の言動に踊らされて、ネットで誹謗中傷を行ってきた人々は、自分たちの行動が何をもたらしたのかを深く考えてほしい。煽動に乗り、人の尊厳を踏みにじる行為に加担することは、決して許されない」などと、立花氏やその支持者を批判する投稿をしました。
https://x.com/ISOKO_MOCHIZUKI/status/1880840653162365271
当初、投稿文の冒頭は「立花孝志の言動がまた1つの悲劇を生んだ。」となっていました。望月さんはその数分後に「また一つの悲劇が生まれてしまった。」に取り替えたそうですが、最初の投稿内容が名誉毀損だとして、立花氏から160万円の損害賠償を求められています。
これまでのマスコミ各社の報道や竹内さんの知人の話を読む限り、「立花氏の言動に踊らされた人たちの誹謗中傷」で竹内さんが苦められていたのは明らかで、望月さんの投稿は意見の論評にすぎないと思います。
裁判が確定するまで2〜3年の時間を要する可能性があるほか、弁護士費用をはじめ、訴訟準備や対応費用もがかかる見込みです。
そこで、望月さんを支えるため支援とカンパとをお願いする次第です。何度もすみません。
無理のない範囲でご協力いただければ幸いです。
頂いた寄付額や訴訟の経過、かかった経費については、このサイトで定期的に報告します。
どうぞよろしくお願いします。
2025年2月 「望月衣塑子さんの裁判を支える会」事務局
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