東京新聞記者の望月衣塑子さんが2022年末のラジオ番組での発言をめぐり、名誉毀損にあたるとして訴えられていた裁判の判決が2024年12月26日、東京地裁(池田知子裁判長)でありました。
主文は
1 原告の請求を棄却する。
2 訴訟費用は原告の負担とする。
で、望月さんの全面勝訴でした。
ラジオ発言とは、女性支援団体「colabo」の活動について、「生活保護ビジネス」などとYouTubeなどで繰り返し主張していた40代の男性を相手取り、colaboが名誉毀損で訴えたニュースを紹介したものです。
望月さんは、colaboの代表や弁護士が開いた記者会見での取材を元に「(男性は)YouTube上で(こうした主張を)繰り返していたが、これが全くの事実無根なんですね」などとコメントしました。このコメントが名誉毀損だとして、男性が望月さんを訴えていました。
望月さんの裁判では、「事実無根」の発言は真実性があり、「繰り返し発信」についても真実相当性があると認定されました。内容的にも完全勝訴でした。
提訴後、望月さんへの支援をお願いしたところ、約150万円のカンパが集まりました。温かいご支援、本当にありがとうございます。訴訟費用や弁護士費用、ポスター発注などでこれまで3分の2ほどあてさせていただきました。
男性は控訴を予告しており、しばらく訴訟は続きそうです。引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。
2024/12/26 望月衣塑子さんの裁判を支える会 事務局
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